Google(グーグル)という存在の認識、間違ってませんか?
GoogleやYahooの認識を間違っておられる、あるいはよく理解できていないクライアントさんは非常に多いです。クライアントさんに言われて「あ、勘違いしてるな」と思ったことをあげつつ、説明を入れていきます。
GoogleとYahooにサイトを上げて下さい
まず、サイトは誰でも見られるように設定されたサーバー(パソコン)にアップするものです。GoogleやYahooは、それを見つけてきては表示するためのサービスです。
すこし見方を変えてみましょう。
お店をオープンします。東京都にあるとします。
お店(サイト)、東京都(サーバー)、Google(食べログ)。こういう位置づけです。
食べログにお店をオープンさせる、ということはありえないですね?こういうことです。
サイト公開して、会社名検索してもGoogleの一番上に出てこないよ?
これも先程の項と似たようなことですが、Googleはあくまで「検索エンジン」です。お店をオープンした初日に食べログに載っていないのと同じです。
もちろん、Googleに「公開したので載せて下さい」と申請を出しますが、「一位にしてください」という申請はできません。たしかに、あなたにとっては会社は唯一のものかもしれませんが、世の中ではそうではありません。試しに「三菱」と検索して下さい。自動車、電機、UFJとたくさん出てきますし、順位が付けられているはずです。同じ名前の会社もあるならば、そこを越えていくのは難しいですし、これまで様々なポータルサイトに登録してきていたのならば、それが最初のライバルになります。
そもそものSEOは、PILOTと検索して株式会社パイロットコーポレーションを表示させるためのものでなく、「ボールペン」と検索して「フリクション」を表示させるために行うことです。
前者と後者、どちらがたくさん検索され、どちらが商品購入に繋がるか。一目瞭然のはずです。だから、SEOにみなさん躍起になるんですね。
Googleに優先させられないの?
Googleに優先的に(周りを出し抜くかたちで)なにかをしてもらうというのは無理ですね。広告を出せば、金次第でなんとかなりますが、それとは別に、検索順位でなんとかするには、「順位を上げるための施策」を施す人(SEO業者)がいて、その人達のやっていることがGoogleに伝わって、初めて順位が上がってきます。ネットで探せばSEOのテクニックとか、基本とか様々記事が出てくると思うので、自分で頑張ってみるのも手です。どれも効果ゼロというわけではないので、ぜひやってみて下さい。
SEO業者が成立するのはGoogleがもはやでかすぎる存在だからということです。検索システムにおいては、appleでもsonyでもトヨタでも言うことを聞く必要がないくらいでかいです。だからこその中立性を大事にしているとGoogleは言っています。なので、もしあなたの会社が先程述べた会社よりも規模が小さければ、優先する必要性がGoogleには見えないはずです。
Googleってそんなに大事?
超大事です。でも、自社のサイトの存在意義をよく考えてみて下さい。名刺を渡した方がサイトを見てあなたのビジネスに関心を持つことだけが目的だったら、SEOを意識しすぎるより、関心を持ってもらえるwebデザインにすべきですし、とにかく商品を購入してほしければ、自社のサイトよりも、商品ページが任意の検索キーワードで表示されるよう作るべきです。なにが目的なのか、ターゲットはそもそもGoogleで探して購入というのがすんなりできるような方々なのか。今一度確認してみて下さい。
今回のまとめ