SEO初心者へ!SEO対策の前にお客さんを考える

Googleって、皆さんはどうやって検索しているか。これがウェブサイトを制作していると忘れられがちです。サイトに掲載する文章一つ一つがGoogle検索に対して“意味がある”ことなので、あまり無駄がないように、「検索する人」の気持ちを忘れないように文章を構成していきましょうというのがSEOの大前提です。

SEOのテクニックではなく、「サイトの載せるべき文章ってどんなものなのかを“Macbook pro 13インチ”を売るサイトを作ると仮定してやってみましょう。大事なのは忖度です。流行語の忖度。

どの「欲しい度」の人を相手にするかを洗い出す。

まず、「欲しい度」を5段階で定義してみます。

  • 絶対買う
  • かなり欲しい
  • 欲しい・憧れている
  • 欲しいかも
  • 欲しいかわからない

これから作るサイトは、その商品をどの程度欲しがっている人に売るべきなのか決めます。
たまに、「そこは決め打ちしたくない」「そんなの誰にでも売りたい!」とおっしゃるクライアントさんもいらっしゃいますが、誰にでも売ることを目指すより、お客を選んだ方が圧倒的に簡単です。

今はウェブサイト制作のコストも下がってきていますし、インターネットの普及率も世界有数の日本ですので、対象を絞らずとにかく売らないと元取れない!ということにもならないと思います。

ある「欲しい度」の人に対して売ることを極めればいいんです。

それも、「欲しいかわからない」という人ほど、これから作るサイトをみてもらえる可能性も高いですし、売れる可能性も高いです。

なぜか、それは、ここより上の「欲しい度」の人は「その商品がすでに頭の中にあり、商品よりも“探し方”に意識がいっているから。」です。

「より安く」「より安心に」「より早く届く」など、商品ではなく、販売するサイトを利用する上での利点やより良い体験を求めます。

 

本当はなにに困っているのかを洗い出す。

「欲しい商品の名前」を検索するのは、「それが欲しいかもしれない」という段階まできているはずです。

ですが、「かもしれない」以上のお客さんというのは、先ほども述べたように「販売するサイトを利用する上での利点やより良い体験を求めます。」なので、“Mac book pro 13”+“価格”、“Mac book pro 13”+“翌日発送”、“Mac book pro 13”+“分割”、“Mac book pro 13”+“最安”などなど、“商品名”+“得たい利点”で探します。

このあたりを対象にやってしまうとライバルはヨドバシなどの大手通販サイトになってしまいます。

勝てるわけないです。

では「欲しいかわからない」お客さんをさらに選別します。

  • 使う目的が決まっている
    • ワードやエクセルが使いたい
    • 音楽を作りたい
    • イラストを描きたい
    • 動画を編集したい
    • ゲームがやりたい
    • 仕事全般に使いたい
  • 目的も決まっていない
    • ノートパソコンが欲しいかもしれない
    • スタバデビューに必要なものを探している
    • などなど

目的が決まってないお客さんに売るのはまた一苦労なので、いずれかの「目的」をカバーしていきます。

目的=知りたいこと・困っていること

Googleで物事検索するとき、「なにかについて知りたい」「なにかについて困っている」だから検索して答えを探します。

では、先ほどの「使う目的」のなかから「動画を編集したい」にフォーカスしてみましょう。

「動画を編集したい」お客さんは、何を知りたいかをリストアップします。ここでは、膨大になってしまうので、「ノートパソコンで動画編集をしたい人」に設定します。

要は、これらをきちんと情報として掲載することによって競合の少ない、ピンポイントにしっかり営業できる「商品紹介ページ」を作成することができます。

リスト検索ワードをリストアップ

  • 動画編集でストレスを感じないか
    • “ノートパソコン”+“動画編集”+“快適”
    • “ノートパソコン”+“動画編集”+“ストレスフリー”
    • “ノートパソコン”+“動画編集”+“最適”
    • “ノートパソコン”+“動画編集”+“軽い”
  • 動画編集のソフトは使えるか
    • “ノートパソコン”+“プレミアムプロ(premium pro)”
    • “ノートパソコン”+“アフターエフェクト(after efects)”
    • “ノートパソコン”+“adobe”
    • “ノートパソコン”+“動画編集ソフト”
  • Mac book 13インチで動画を編集する利点
    • “ノートパソコン”+“動画編集”+“iphone連携”など

これらを踏まえてこの「商品紹介ページ」でお客さんに伝えたいことを文章にすると

「ノートパソコンでプレミアムプロ(premium pro)やアフターエフェクト(after efects)などのadobe製動画編集ソフト使って快適に動画編集をするならMacbook pro 13インチがおすすめです」

ということになります。

「音楽を作りたい」という人にはなんの意味もない紹介になりますが、「動画を作りたい」という人が必要とするであろう情報が並びます。

「動画編集もOK」では、結局、「ソフトが使えるか、快適なのか」などの疑問が残ります。疑問が残る人はこのページを離れて「さらに検索」してしまい、「欲しい度」を高め、結局ヨドバシなどで購入します。

 

今回のまとめ

ピンポイントのお客さんに対して、欲しがるであろう情報は全て載せ、その場で納得させる