PVとお問い合わせ、商品購入についての考え方
前回に続きまして、PVとコンバージョン編です。
Googleアナリティクスを眺めていて、コンサルさんや制作会社さんに見られるように設定してもらったけど、何がどうなっていくことが良いのか、どう改善を考えるのかについてケースを並べて書いていこうと思います(持論多し)。ちょっとわかりにくいことも書いてあるかもしれませんが、お問い合わせからご質問いただければお答えします!
PVが増えたけどお問い合わせ(商品購入)に至らない
あなたのページにはブログやら、商品紹介ページなど何十、何百とページがあるかもしれません。
そんななか、記事の中に他の記事のリンクをしたり、関連記事や関連商品など、おすすめ記事ランキング、おすすめ商品ランキングなど、「たくさん商品(記事)を見てほしい」との思いから、いろいろつけることもあるかもしれません。
実際、そういったものを付けていくことは難しくないので、お願いすればパパっと思いの外安くやってくれるかもしれません。
たしかにPVを増やすには、ある「一定の階層での横の移動」を増やすと簡単に稼げてしまったりします。これで、PVが増えているのに一向にお問い合わせ(商品購入)に至らないという、ありがちな状態の完成です。
PVという単語は一番耳にするかもしれません。アメブロなんかもPVを表に出しているので「増やしてなんぼ」というイメージが定着していますが、そればっかりではありません。
ウェブでものを売る場合、お問い合わせを集める場合、「PVはコントロール」しなければなりません。
多くても一人あたり5ページで決着を
一人あたりの平均PVは限られています。
Aさんの場合
TOPページ→商品一覧ページ→商品(1)詳細→商品(2)詳細→購入ページ
これで5ページ。早めに目的の商品が見つかったから購入に至りました。 では、うまくコントロールできなくてPVを狙いに行った場合はどういう動きを求めることになるのでしょうか。
Bさんの場合
TOPページ→ランキング1位商品→関連商品→商品一覧ページ→商品(1)詳細→離脱
横の移動=たくさんの商品を見てほしい。では、こういう動きを求めているのとほぼ同義です。
むやみに閲覧者の時間を奪おうとすると、閲覧者のタイミングで去っていってしまうということです。
5分のプレゼン時間をあなたが与えられた場合、無駄話はしないはずですよね?
限られた時間の有効活用
これまた持論ですが、2ページ目までにその気にさせることが出来ない場合、お問い合わせや購入させるというところまでいくのは難しいのかなと思います。
TOPページで次に挙げる感想をひとつでも与えられないとダメかもということです。
こんな体験が得られるのか!
よくあるパターンとしては「キャッチコピードーン!」ですね。とにかく簡潔に、そうですね、例えばこんなのは見たことがありませんか?「たった3ヶ月で月収100万円突破!」
要はこれです。
こうすることにより、閲覧者の頭は「そうするにはどうしたら良いの?」に切り替わります。次のページ、項目に進んでくれるわけです。閲覧者の「思考」をコントロールすることが出来ます。あとは、ぐいぐい「購入する理由」を納得させるために残りの時間を充てられます。
憧れる!
「写真」+「キャッチコピー」でやります。例えばそうですね、「腕を組んでキリっとした写真」+「たった3ヶ月で月収100万円突破!」。
あぁ、またかと。すいません。手抜きじゃないんです。
ここでは、個人をしっかり見せて、なおかつ自信満々な感じと、その人がどういう状態なのかを完結に書くことで、開いた瞬間に見た光景に憧れてもらうことにあります。
「お、俺もこの人のようになりたい!」
こうなったらじっくり教育していけますね。憧れた相手の話はよく聞くようになります。
閲覧者の「行動指標」をコントロールします。「こんな商品がほしい」を「こんな生活になるものを揃えたい」と言った形に変えます。
これに関しては、「限られた時間を延長させる効果」に期待したいところです。
「こういう手段があるよ」「こんなものをセットにするといいよ」などなど、ライフスタイルを全面に押し出した通販サイト等では、まとめて購入してもらうなどのテクニックを重ねていけるパターンかもしれません。
これがほしい!
アプリのダウンロードサイトや、特定商品の特設サイトはこの手が多いですが、「全画面に表示された商品写真」+「優れている点」+「購入ページへのボタン」
PVはもう、1とか2とかで完結しますが、このページにたどり着くということは購入意欲が高いはずです。「あとひと押し」がねっとりしたものでなく、「強烈な右ストレート一発」です。
これは、閲覧者の「行動」をコントロールしています。すなわち、「こうしなさい」とほぼ命令形の形をとっています。
限られた時間をこう使うと決める
例えば5分のプレゼン時間を与えられて、商品を説明しろと言われたときどうしますか?
ウェブサイトはこれに非常に似たものになります。ウェブサイトはあなたに代わって「プレゼンしてくれる」ものであって、「勝手に売っといてくれる」ものではありません。
ただ商品を並べるということはプレゼンの場で「5分間商品名を言い続ける」になってしまいます。
人の頭の処理速度はそんなに早くありませんから、ウェブサイトの情報を処理するのに時間がかかります。
必要なのは「商品名」「価格」「教育(買うべき理由・価格の根拠など)」「希望を伝える(買って下さい)」
これをページに盛り込む必要は絶対にあります。
PVが増えているなら本当は目的に達しているはず
という考え方です。お問い合わせフォームが書く気が失せてしまうほどの難解なものであるか、購入ボタンがどこにあるのかわからなかったか、で離脱していればそこを直せばいいだけですが、そうじゃなくて、そこまで到達していないならば、「閲覧者の限られた時間を軽視している」と考えられます。
アマゾンボタンは閲覧者の時間を大事にすることと、行動させるためを両立し、「0PVでの購入」を達成しました。
閲覧者の時間を大事にすれば、何かを返してくれるはずです!
今回のまとめ