ホームページを見直したくなるときー
ホームページを見直したくなる、作り直したくなるのはいつもここから。
はい!というわけで、アナリティクスのデータを見ているとどうしても「ホームページこのままでいいんかな?」という、ことが脳裏をよぎります。改善が見込めない=100%の力を発揮しているという状況は、まぁなかなか難しいですね。どこかしらに改善の余地があるはずです。
でも、そのとき、どこから改善すればいいの!?
web制作会社さんに運営を完全に委託している場合も、社内で頑張っている場合も、“ひとつの考え方”ということで見ていっていただければと思います。だって、原因と対策が1:1であることがないゆえに、こんなブログの1記事じゃまとめきれないでしょう?そういうことです。
では、「ホームページを見直したくなるときー」
UUがどんどん減っていってるときー
ユニークユーザー、すなわち、来場者が減っている。ということですね。原因はいくつかあげてみましょう。
SEOがうまくいってない
SEOという単語が独り歩きしていて、認識がなんだかぐちゃぐちゃになってきていると思う今日このごろ。
この項では単純に「狙いのキーワードでの検索順位が落ちた!」にしておきましょう。
順位が落ちると、そりゃもう来場者は減る一方ですね。当然です。
単純な話、検索結果を何ページも追う人って少ないですから。
原因としてはこんなことが考えられます。
- 競合サイトが順位を上げている。
みんな1位だよ、なんて一部の小学校のかけっこみたいなことはないですから、1位は1サイトだけです。
なんで抜かれたのか、競合サイトを見ればある程度わかります。
自分のところのサイトよりも・・・
- Googleの最新のアルゴリズムに完全にマッチしている
- コンテンツの質が上(文字数とか、キーワードの入れ方とかその他もろもろ)
- 更新頻度が高い
このあたりだけでもあっさり抜かれたりします。ページの更新をしたり、サイト内テキストを確認したり。
どこのGoogleが順位決定についてあいまいなことしか発表しないことも多いので、運営会社やSEO専門会社も100%のGoogle攻略は行えないようになっています。
まずは競合サイト以上のスピードで闇雲にでも増やしてみてもいいかもしれません。
そっこう上がってくることもなければ、ヤメ時もないため、体力勝負になりがちです。
体力勝負で勝てなさそうな相手だった場合、そんなことより他にやったほうがいいことあるかもしれません。
お問い合わせがこないときー
お問い合わせをまずの目標にしているサイトは非常に多いと思いますが、どうでしょうか?
インターネットを使う人が増えたら、10年前より「インターネットを使いこなせる人、そうでない人」の幅はどんどん広がっているはずです。
こんなところをご確認
サイトに合ってないキーワードからの流入が増えている
これはもう、サイト内テキストを見直したりするしかありません。Googleに言わせてみれば「あんたのサイト、自分をうまく説明できてないよ」ということです。
なにかと勘違いしてる人はそりゃ、お問い合わせもするわけないですね。
SEO対策、完全に失敗しています。まずは早急ににテキストを見直しましょう。
お問い合わせ導線が悪い
サイトデザインのことになりますが、すぐに改善できるかは置いておいて、ユーザーが一番したいお問い合わせが「お問い合わせページはどこですか?」になってしまうような場合、これはアウトですね。
デザインが古いという場合、すぐリニューアルした方がいいかもしれません。いろいろまとめて改善できる可能性もありますし、お問い合わせの数において言えば、「見慣れた形」ではないのがまずいと思います。というのは、これは非常に重要で、いまだに2005年くらいのころのデザインならば、それはもう見慣れたものではないと感じる人のほうが多いです。「お問い合わせページの探し方」がわからないわけですね。
直帰率が高いときー
直帰率と短い滞在時間がダブルで攻めてきていたら、お店に例えれば
「いらっしゃいませー」って声かけたら出て行っちゃった。
そ、そんなのなんとかしなきゃです。
トップページ、一瞬で次にどうしたらいいのかわからない
これはまずいですね。目の前の文字を読めばいいのか、メニューから任意の項目を探せばいいのか。
今でも増え続けるハンバーガーメニュー(3本横線のメニューボタン)のサイトは恐らく、「目の前の文字を読め」ってことかもしれません。その場合、「だれのサイト」か「なにをどうしているのか」がわかりますか?わからないならそこを直すべきか、ハンバーガーメニューなんかやめちゃったらいいです。
ハンバーガーメニューは「縦にスクロールしていけば欲求を満たせる」というページではないなら、ユーザーには不親切だと思ってます。
サイトの読み込みが遅い
画像を高解像度のものにした方が良いとか、動きをいっぱい付けたいとか、「現代の通信速度があるからやれること」を存分にやってたりすると、まぁ重い。
トップページが重いと、それ以降のページへの期待感て下がっていくものです。
その対策として、最近読み込みが長いサイトはローディング画面がついていたりしますが、これもまたどうなんでしょうか。
たしかにユーザーの「待たされている」という意識が「待つものなんだな」に変わる手助けをしていると思いますが、ローディング画面付ける必要あった?って思えることもあります。
そんなもん表示するなら1文字でも多く読ませたほうがいいんじゃないのかな?と思います。
ユーザーって、だんだんページのレイアウトが出来上がる様を見ても、「インターネットってこんなもんよねー」って思ってくれるというのは甘えでしょうか?
Javascriptでガシガシ動かしたくなるのはわかりますし、クライアントが喜びやすいから動かしちゃう!というのもわからなくもないですが、実際のところユーザーが必要としているのかは怪しいです。
3Dの商品をグリグリ動かして眺められるとか、家の中を探索できるとか、特別な体験を得られない場合は、「待ったかいがあった!」とは思ってもらえないような気がします。
軽く作るを心がけた方がいいと思います。
画像の解像度とか、不要な動きを排除したりとか、Javascriptの書き方とか、見直したほうがいいかもしれませんね。
だんだんレイアウトとかがカオスになってきてるときー
長いこと運営していると、ページごとにレイアウトが違うというページがどんどん増えてきていたりするのを見ます。
最初は統一されていたのに、増やすときに様々なレイアウトに関する要望を投げた結果、こうなることが多いですね。
おそらく「良くないとは思いつつも、要望に答えればいいか」となって違うレイアウトのものを制作していくんだと思います。正直、クライアントさんから強い要望が出ればやるしかないわけですが、しばらくしてから振り返ってみて、どう思うかはあまり考えないようにしてしまうかもしれません。
でもこれ、閲覧者にはひどいことです。閲覧者たちは情報の提示のされ方には「繰り返し」を求めます。
音楽に例えてみましょうか、Aメロ→Bメロ→サビ→Aメロ→サビと、繰り返し、パターンがあるから聴きやすさが生まれます。
見直してみて下さい。
見直しに意識が向いてなくても
ウェブサイトは放置状態でいいこなんてほとんどありません。
更新すべき、追加すべきが基本です。
古いコンテンツにはGoogleはそれ相応の対応をします。
今回のまとめ