言われたことしかやらないのはなんで?指示待ちweb制作

はい、すっごくよくあることですね。

 

前もって書いておきますが、これは言い訳ともとれる内容です。

なんでこんなことになってしまうのでしょうか?クライアントさんもコンサルさんもweb制作なんだからもっといろいろアイディアくれよ!って思うのはまぁ、間違ってないです。でも、「あははははぁ。」と適当に流し、言われたことだけを淡々とこなすだけになってしまうweb制作会社の方もいらっしゃるのは事実。

とあるweb制作の後任で入ったりすることもあるんですが、「前の業者はアイディア出してくれなくて」と、言われることもあります。

大きくブレない範囲で提案はもちろんします。

が、ぶっちゃけたところ、指示を待つこともします。

なぜでしょうか。

指示待ちweb制作に変わる瞬間

1.目的がどんどんズレていって、制作側の提案が無視されだしたとき

これはどういうことかと言うと

クライアント(以下:ク)「お問い合わせを増やしたい!」

制作サイド(以下:制)「これこれこんな方法がありますけどどうしましょう?」

ク「じゃ、それやって!あ!ここにバーンって画像載せましょう!」

制「あ、そこに画像はまずいですね、これこれこうで」

ク「いや、やっぱ商品見せたいんで、お問い合わせボタンよりこっち目立たせたいな」

制「あ、はい」

ク「あー色変えたくなってきたなー、こんな色にしたら良くない?」

制「あ、そうかもしれませんね、お問い合わせボタンどうします?」

ク「?あーえっとね、ここの文章、ちょっと変えたいな」

制「あの、お問い合わせは」

ク「やっぱ画像と色使いでお客様の心をつかめばさ、くるようにならない?」

制「で、ではとりあえずそうします(他にも見直すとこあるんだけどなぁ)」

と、一例です。わかりづらいかもしれませんが、ありがちなことです。
さすがにちょっとこのやり取りはひどいですが、ゴールが提示されて、そこに向けて走り出そうというときに横道をチラチラ見てしまうのはしょうがないですね。制作側も“本来の道筋”に戻すよう努力すべきですが、どうしても、どうしても聞いてもらえないこともあります。

となると、だんだん“提案しても無視されるし黙って言われたことだけやろう。目的が達成されなくてもしーらないっと”となってしまうわけですね。

2.よくわかんないからやってって言ってんの

ク「来店予約機能をつけて」

制「わかりました、確認ですが、カレンダーから予約をする形でこうこうこうこう、こういう仕様でよろしいですか?」

ク「ん?こっちはさ、よくわかってないの、予約できればなんでもいいよ」

制「と言われましても、こういう仕様なら〇〇円、こういう仕様でよければ◯円ですかねぇ」

ク「ん?なんでそんな違うの?安い方でやって」

制「はい、ちなみにこちらの仕様ですと、こんなところはこうなってて(詳細説明略)・・・。」

ク「だからさ、細かいことはわかんないから、予約できればいいよ」

制「あ、はい・・・。」

〜完成後〜

制「ご確認いただけますか?」

ク「なにこれ、よく見る予約のやつと違うよね?」

制「ええ、でも予約はできますし、決めた仕様どおりです。」

ク「わかんないって言ったじゃん?あなたは専門家なんだから、そのへんも勝手にやっといてくれないと」

制「え、じゃあ、この仕様は追加しますか?」

ク「追加っていうか、俺は予約機能をつけろって言ったのよ、想像してたものと違うじゃん」

制「・・・。」

これもまたひどい話ですが、実際ありましたww

“よくわからないから”というのはわかります。ただ“予約機能”というものも、それはそれはたくさんやり方があります。で、もちろんどれだけ工数がかかったかでお見積も変わってくるんですが、見た目上は“おまけ”程度かもしれませんが、中身は大幅に違うこともざらです。

こうもなると、この後は言われたことしかやらないという選択肢を取る制作も多いんじゃないでしょうか?わからないと言っている以上、細かい仕様が出てくることはないので、本当に言われたことだけをやるに徹すれば同じトラブルは起きにくくなります。

解決しよう

これはwebサイトを作るという仕事を選ぶ人間の性分もあるのかもしれませんが、スタートからゴールまでの道筋はシンプルに、よくわからなければ、ひとつひとつタスクを完了させていくという方法を取らせて下さい。一個聞くと十で返してきて、目的を惑わせてくる制作サイド(自分のことかもしれません・・・。)もいますが、まっすぐゴールを目指して、気になったところはその後でなんとかしていきましょう。

“仕様”という話題になったらしっかりしっかりと話し合いして下さい。制作サイドも後々揉めたくないので一生懸命説明します。中にはてんこ盛りにしていっぱい金をふんだくろうとする業者もいるかもしれませんが、相見積などとって“本当に欲しい機能”を見極めて下さい。

お問い合わせで仕様決定についてのご相談もお受けしますので、お気軽にどうぞ

 

今回のまとめ

ウェブ制作はドカタ仕事です。